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片頭痛の原因: チョコレート

チョコレートも片頭痛を誘発させる食品として有名です。

チョコレートに含まれている、代表的な栄養成分は
ポリフェノール
テオブロミン
ブドウ糖
食物繊維
ということです。

ポリフェノールについては、アルコールで詳しく触れていきたいと思いますが、
日本人ならその抗酸化作用については誰もが知るほどですね。

テオブロミンとはなんでしょうか?
調べてみると、大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高めてくれるそうです。
カフェイン同様の効果があり、カフェインよりも緩やかに作用するということです。
カフェインについては、コーヒーを見ていただきたいと思いますが、
今までの流れで行くとテオブロミンはあやしい感じがしますね。

次にブドウ糖です。脳に必要な栄養ですね。気分を安定させたり、落ち着けたりする
セロトニンの分泌を促す作用もあるそうです。
これは初めて知りました。
ブドウ糖で何かあるようだと、大抵の食べ物はNGになってしまいそうです。

そして、食物繊維、これはそもそも吸収されることが少なそうな点と、
便通が良くなりそうなイメージがあります。
調べてみてもその通りで、結果的に肥満防止や大腸ガンの予防にも
効果があるといわれているそうです。

さて、あやしいテオブロミンがどういうものか詳しく調べる必要がありそうです。
調べていくと、チョコレートアレルギーという問題にぶつかりました。
チョコレートアレルギーはカカオを食べることで起こる食物アレルギーの一種だそうです。
アレルギー反応として、頭痛が含まれていました。

この原因となるものはいくつか考えられるそうで、
チラミン、テオブロミンそしてトランス脂肪酸などが代表的なものでした。

テオブロミンは気管支喘息の治療時に気管支拡張に用いる薬と似ており、
多量に摂取すると吐き気や頭痛の症状を起こすそうです。
このテオブロミンはチョコレートの苦味成分でもあり、多ければ多いほど茶色いチョコレートになるそうで、
ホワイトチョコレートなどにはあまり含まれていない場合もあるようです。
また、トランス脂肪酸は免疫力の低下やアレルギーの悪化を引き起こす原因になると言われているそうです。

ここまで調べてみて、思い出したことが、
私は2月下旬から5月末くらいまで花粉症で悩まされるわけですが、
チョコレートをあまり食べない方がいいという話を聞いたことがありました。
アレルギーの悪化の原因だということです。
なるほど、納得しました。

最後に、チラミンですね。
実は、チラミンなどのアミン類は血管収縮作用があるそうです。
チョコレートを食べチラミンの働きによって、一時的に血管が収縮、
その後元に戻るときに、血管が大きく拡張すると頭痛の発生要因になるという、
今までの流れと同じ要因があるようです。

こうしてみてみると、この頭痛が
チョコレートアレルギーなのか、片頭痛なのか、
またはそれ以外なのか、正しく見極める必要がありますね。

そもそも、チョコレートの起源はカカオ豆をすりつぶした飲み物で、薬であるそうです。
そういう点も考慮すると、合う合わない、個人個人の適量というものがありそうです。

ただ、あの甘い誘惑に負け、食べ続けてしまい、とまらなくなるのは
チョコレート好きならば1度は経験があると思います。